製品案内

シュウ酸硬質アルマイト(硬質アルマイト)

(硫酸液を用いない硬質アルマイト処理)

皮膜内に硫黄分を含まない皮膜になり、半導体製造装置などにおきまして妨害物質の放出などが発生しにくいクリーンな皮膜です。真空下で使用しても、放出ガスの発生量は硫酸皮膜と比較して減少します。

シュウ酸硬質アルマイトの特長

1.硬度
硫酸硬質アルマイトよりも硬度が上昇します。
硬度はビッカース硬度計にて400~500HV程度の値となります。
(アルミニウム合金種により異なります。)

 

2.クリーンな皮膜
皮膜に硫黄分を含ず、半導体装置などにご採用いただいております。

 

3.放出ガスが少ない
真空下でも皮膜からの放出ガスが少ない皮膜となり、真空装置でのご採用いただいております。

 

4.表面粗さ 
硫酸硬質アルマイトと比較して、表面粗さは抑制することが可能となります。

 

5.耐候性
高い耐候性を有し、屋外での使用においても色調変化はほとんど見受けられません。

 

6.皮膜の安全性
食器関係(家庭用の鍋ややかん)にも使用していることから、安全にご使用いただいております。

 

7.外観色
自然発色でゴールド色の仕上がりとなり、美しい外観を与えます。

※合金種により、発色の違いがあります。

 

シュウ酸硬質アルマイト①

シュウ酸硬質アルマイト②

 

※マスキング

生地の状態を保護(マスキング)をすることにより、寸法公差外の防止やアース用途の使用などにも対応させていただきます。